3月下旬から4月上旬にかけては、
昨年に引き続き大学3回生の就職面接訓練をサポートしています。
堺筋本町にある日本建設様の応接室と会議室フロアをお借りして、
本番さながらの緊張感漂うシチュエーション。
わたくしは前半のマナー訓練を担当しています。
およそ30分しかないので早々に進めていきますが、
学生の皆様、さすがですね。
熱心にメモを取りながら耳を傾けてくださっています。
面接会場への入退室、立ち居振る舞い、
様々な動きをシミュレーション。
然し乍ら、
やはり学生みなさんの気がかりは
会話力。
「予期せぬ質問にはどう答えればいいですか?」
みんな困ってる。心配してる。
・・・いえいえ、
困る必要も心配する必要も無いんです。
「予期してなかった」質問なんですもの。
答えられなくてもいいじゃない。
普通は答えられないでしょ。
答えようと頑張れば出るかもしれない、
そんな程度です。
予期せぬ質問を投げかける時の
面接官の心情を考えてみましょう。
あなたの何を知ろうとしているのでしょう。
予期せぬ質問に対し
「どんな表情で受け止めるのか」
「考え込むとどんな態度や表情になるのか」
「答えようとするあまりに意味の無いことを言わないか」
「考える時間をどのくらい費やすか」
などです。まだまだあると思うけど。
お客様や取引先との商談で
予期せぬ質問が来た時にどう対処するのか
対処できる人間か、を見ています。
「今は答えが出ません」
でもいいのです。
明るい顔で、潔い声で、前を向いて、胸を張って、
今は無知で考えの浅い自分であると言ってのけましょう。
「答えはでません」で言い切るも良しですが、
「答えは今出ませんが、とても興味深い質問なので改めてゆっくり考えたいです」
とか付け加えられそうならつけておきましょう。
聞かれる のではなくて、
見られる のだ ということをしっかり刻んで挑みましょうね。