8月に祥月命日を迎える、故M氏。
わたくしが26歳で出会って46歳で見送るまで四半世紀弱。
出会った当初はまだ未熟なMCだったわたくしをいつも気にかけていただき、
応援し見守ってくださいました。
さりげなく、言葉ではなく行動で勇気付けてくれることしばしば。
感謝以外思い浮かびません。
26歳からお世話になっていたプロダクションの、当時は社員で
その後、そのプロダクションを引き継ぎ起業されてからも
長きにわたり楽しく仕事させていただきました。
スリムな(がりがり?)体躯に長い足。ジーンズが似合う方でした。
笑うとこぼれる片八重歯が(はみ出て?)印象的でした。
絶えない話題でぐいぐい引き込む(話し終われへん?)方でした。
出張先ではパチンコの勝ち方を熱く伝授してくださる方でした。
手の込んだイタズラを仕掛けるのが好きで、よく片棒を担がされました。
仕事上の話が一つもないので誤解されそうですが、
わたくしや、ほかの近しい関係者の皆様にとって、
一回りほど年上の彼は、
公私にわたり、頼れる「いいおにいちゃん」でした。
そんな彼を思い出す機会にと、8月に催される集まり。
連絡をもらった日程は、
奇しくも
共にM氏にお世話になっていたMC仲間のYちゃんに美術館に誘われていた日。
Yちゃんに話すと、
「もう!M氏が私を呼んでくれてはるねん!」
と、同行することに。
場所は同じく関係の深かった方の自宅マンション屋上をお借りしてビアガーデンです。
いつものメンバーが集まるいつもの感じではありましたが、
なんか、この人たちと繋がったのもM氏のおかげかなぁ。
と思うと、縁の不思議を感じます。
M氏の姿はないけれど、
きっとここにいて、
「だぁほ!」とか「よぉ、そんなこといいますわ」とか、
酒も飲まんと言うてはるんやろうなぁと彼の佇まいを思い出しました。
合掌。