言葉はどんな時も常に 難しいものだ と、私は感じております。
幾つになってもまだまだ修行の足りない自分を発見し、
日々、反省したり落ち込んだりしています。
「敬語」がうまく使えない
そんな悩みを持って教室に来られる方もありますが、
「少し勘違いして使っていた」とか「勉強不足」の場合がほとんどです。
そして教室の扉を叩いてみようと行動を起こした時点できっと大丈夫。
多少の言葉の間違いがあったとしても、
「きちんと話したい」という本人の真面目な気持ちは、
必ず先方にも伝わっているはずです。
でも、「言葉の間違い」は早めに気づいて訂正しないといけません。
特に敬語は、社会人としてきちんと勉強しておくに越したことはありません。
わたくし、ずいぶん昔ですが、訪問先の方に
「どうぞごゆっくりくつろがれてくださいね。」と言われ、どうにも寛げなかった経験があります。
彼女のおもてなしの心はとても暖かく、今も記憶に残る嬉しいものでした。
それだけに、やはり 残念な 記憶として残るのです。
さて、敬語以前の問題として、
敬意が伝わらない というのは困ったことです。
例えば、女性の場合。
先輩や上司に対して、
「◯◯さぁ〜〜〜ん。聞いて下さいヨォ。」とか。
「お休みにはどっか行かれたんですかぁ?ゆっくりできましたぁ?
いいなぁ〜〜〜。私なんてぇ・・・云々かんぬん・・・・」とか。
ビジネスシーンで目上に話しかけるのに語尾延ばしはNGです。
色々と仕事に関わることやそれに準ずることを、説明
または知っておくと良いこと として教えてくれた人に、
「へぇ〜〜〜すごいですねぇ〜物知り博士みたいですね。どうしてそんなに色々知ってるんですか?」
こんな風に言ってしまうこと自体、本人は全く気付いていないはずです。
ゆえにトラブルメーカーになる。
これではほぼタメ口といっても過言ではありません。
敬語(丁寧語)は使えてる(?)。しかし!なのです。
自分では人懐っこさアピールのつもりでも、多くの場合辟易されるでしょう。
「敬語」を正しく使うことはもちろん社会人として大事なことですが、
「話し振り」にはその人の生き方そのものが映し出されると言われます。
ビジネスシーンにおいてまずチェックするのは
語尾延ばしなどの「話し方のクセ」がないかどうか。
対峙する相手との距離感、己の立場をわきまえているか。
出会う相手に年齢性差関係なく敬意を持って接しているか。
です。
敬語そのものよりも、相手を大切にする気持ち「敬意」が大事。
敬意のない話し方は、公私混同の品のない人と感じさせます。
自分の在り方、一挙一動が会社の品位や評価につながるのだということを
話し方からも自覚することが大切ではないでしょうか。
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