滑らないスピーチ

8月も間もなく終わろうとしています。

今年の夏は、日本各地が異常気象に翻弄されることとなりました。

現在も広島では救助活動が続行中です。

 

今日、御越しになった受講生Sさん。

 

時事ニュースを縦軸にした2分スピーチを練習中です。

 

広島の災害を伝える映像を見るたびに胸に迫るものがあり、

時に涙することがある。それは自身の阪神大震災の経験からくる感情である。自然災害は予測不能であり、あらがう余地もない。

経験者である自分たちだからこそ、いざという時の備えはしなければならない。

・・・と、思っているのに、現実は懐中電灯を枕元に置く程度。

これではだめだ!備蓄品などを用意しなければ!

と、自然災害の恐ろしさが自分への戒めを新たにした

 

というスピーチ展開でした。

 

 

と、ここで終了だとちょっと物足りない。

 

 

日常に見聞きする情報から、私たちは個々に気付きをもらっています。

 

「そう思った」から

 

「こうしてみた」へ。

 

行動レベルに、落とし込むことにより、

「思い」は「現実」へ変化を遂げていきます。

話す言葉には更に説得性が加味されていきます。

 

備蓄しなくちゃ! と 備蓄を始めています!

 

ほんの少しなのですが、聞き手が受け散るニュアンスは変わります。

 

もし、Sさんが、既に行動を起こしていて、それがどんなものなのか を、加えて語っていたら。行動以前であったとしても、

「これまでは懐中電灯程度だったが、今日思いついてこれを買いにいくのだ!」など商品名や策など、これからの動きを具体に説明していたら、聞く人の納得具合は倍増したじゃずです。

 

「変化のプロセスを語る」 は相手の注意を引く

自分にしか語れないオリジナル。

「すべらないスピーチ」の一つです。(^^)

 

 

 

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