クリスマスを過ぎて、12月26日~28日。
わたくしがパーソナリティを務めている
インターネットラジオ「Joint広場Honeybee」、
番組の取材で「奄美大島」へ行ってきました~~~!
詳しい旅行記は「Joint広場Honeybeeブログ」で、どぞ。
折りしも日本列島を大型寒気団が襲っていた頃。
奄美大島とて、南国とて、寒い寒い!
亜熱帯の植物が生い茂る中を、ダウン着こんでマフラー巻いて・・・・なのである。
地元の皆さんもそのいでたち。しかも、「こんな天気は年に一度あるかないか」てなわけで、
暖房器具がなぁい!自家発熱で保温しなければならず、寒さ対策は着込むのみ!
今回は取材旅行ですゆえ、番組を現地で2本収録、
奄美FM「夕方フレンド」に出演、
収録取材3本と、ぱたぱた忙しい3日間でした。
ままま。夜は夜で忙しいもんだから。。。。。
黒糖焼酎の本場なもんだから。
なんたってあーた。忙しいでしょう。そうでしょう。
1日目の夜は
民謡日本一 西 和美 さんのお店「かずみ」。
島唄名人、唄者(うたしゃ)が集まり、
いまやメジャーデビューを果たしている
奄美出身歌手たちの集う
お家に帰ってきたみたいなお店。
お料理も、気取らず飾らずの「島料理」。
スタッフ4人をここへ連れて入ってくれたのは、
奄美大島への取材のきっかけとなった、
シンガーソングライター教諭 はまだゆかり さん
と、旦那様で、
奄美ではちょっとした有名人、はまだまぁぼ 。
まぁぼは奄美FMの番組、
「あっただんまどぅし」(あったとたんにお友達)
のパーソナリティ。
今回の奄美FM出演も取り付けてもらった。番組名は彼そのもの。
ホテルへ迎えに来てくださった、運転席から降りた、その瞬間に4人と友達になった。
太陽オヤジ。そう。まったく、太陽みたいなエネルギーなのだ。
全てを照らし暖めてくれるような・・・・・
その隣には ゆかり さん。微笑みと共に迎えてくれた。
彼女は 風 のような、涼やかさをたたえている。太陽オヤジの放出する熱を運ぶ・・・・
みんなに温かい南風を作って送っているのがゆかりさん。
そんな感じ。すてきでおもろいふーふだ。
お客できていた人たちが、次々に島唄を披露してくれる。
しかし、これは、大阪からやってきた私たちへの特別サービスでもなんでもない。らしい。
気が向けば、興が乗れば、いつの間にか唄が始まり、サンシンが鳴り響く。
それが「島」なのだそう。
「島唄」を、「島口」(島の方言)を満喫した、楽しい楽しい一夜だった。
呑んで食べて唄って踊って、太鼓叩いて、、、、笛も吹けたらいいのにな。。。
「笛」は「はと」と呼ばれる指笛なんです。こりゃ、むずかしい。
2日目は一路、
奄美大島本島を南下すること1時間と少し、
古仁屋から加計呂麻島へ渡る。
はまだゆかり さん の勤める、
秋徳小中学校を訪問するのだ。
が、しかぁし!ホテルを少し出遅れたため、
ゆかりさんと約束した9:00の船に乗れない!
やばい!あせりながら港の待合所なんかに電話してみるが、なんか、「?」なお返事ばかり・・・・
そうなのだ!「意味がわからない」のではなく、「地名」が判らないので、
聞いてる耳とアタマが混乱をきたしている。。。。
要領を得ないまま、港到着。船は無い。くーるだんでぃがゆかりさんに連絡する。
「チャーターがありますよ」「へ?」・・・振り返ると「チャーター」の文字。
おっちゃんに問い合わせると、おっちゃんは言葉少なに視界からいなくなる。
しばらくすると、漁船を改装した、超カッコええ船が波しぶきと共に現れた。
操縦席にはさっきのおっちゃんがいる。「きゃー!」テンションあげあげ。
実は、前夜 楽しいあまりに多少呑みすぎ感のぬぐえなかったわたくし。
古仁屋港までの山道ですっかりグロッキーであったのだ。
「船に乗る」と考えただけで「ふひぇ~~」だったのだ。
しかし。波を蹴立てる様がやたらとかっこいいのだ。おっちゃんの船。
ぐぃ~~~ん・・びたっ!と目の前に舳先が着く。
おっちゃんが黙って手を出す。荷物をさらって中へ消える。
おお。なんかわからんが、その仕草もかっこええ。。。。。
かくしておっちゃんの船はもの凄いスピードで私たちを加計呂麻へ運んでくれた。
加計呂麻の生間(いけんま)港で ゆかりさんと落ち合い、秋徳小中学校へひた走る。
山一つ越えていく。この先に人の住む集落があるのかと思う頃、到着。
校長&教頭先生の温かい出迎えを受け、
ゆかりさんや、彼女の同僚教諭「一輪車おじさん」にも入ってもらい、番組を2本収録。
くーるだんでぃのコロコロバッグに収まって一緒に海を越えた
「ひぐま移動スタジオセット」。威力発揮です。
これが・・・・めちゃくちゃおもしろかった。2本とも。
ひょんな話しが出たり、まじめに語り合えたり。
わいわいきゃいきゃいやってるうちに番組2本、
出来ちゃいました!
加計呂間では、ゆかりさんの紹介で、
重要無形文化財「シバヤ」の継承に力を注ぐ、
諸鈍小中学校も訪問。
諸鈍シバヤが奉納される大屯(おおちょん)神社
初めて聞く「シバヤ」。初めて見る「シバヤ」。
校長&教頭先生がDVDや人形を使って説明してくださった。
伝統芸能の継承、
その土地でしか受け継ぐことの出来ない魂を感じた。
さて、収録も取材も終え、奄美本島へ帰らねばならぬ時間だ!
生間港へと山道を戻っていく。港はなにやら閑散としているのだが、、、、船は??
う~んよくわからんなぁ。。。。時刻表の見方。
「待っていれば定期船が来る」とのことで、ぼっちら待つことに。
すると、その「定期船」として、「ふーてんの寅さん」が乗った、
「でいご丸」が、たまたまこの時間やってくるらしい。 「きゃ~」船運がいい。
でいご丸が本島からのお客さんを降ろす。女子高生が一人、降りていった。
加計呂間に高校はないから、この船で本島に通っているのだろう。
行きのチャーター便に比べると小さい船だが、
スピードは負けてない。
船室には「寅さん」ゆかりの、監督から女優さん、
その他数々の有名人の古いサインがあった。
みんな、「でいご丸」に乗ってみたいんだなぁ。
本島、古仁屋港についた頃、丁度日が暮れ始めた。
ライトを灯す、でいご丸。ありがとね。無事送り届けてくれて。
さぁ。一路がんばってホテルへ戻ります。険しい山道。
しかし昨夜の呑みすぎの感もすっかり無くなり、快適な帰りの車中。また呑めそう。
てなわけで。酒飲みグループはまたも
ホテルに着くなり、奄美の夜の街へ美味しいモンを食べに繰り出します。
郷土料理「春」。お任せコース料理がリーズナブルプライスで、しかも「黒糖焼酎呑み放題」
という触書に惹かれて入ったのだが、
「大阪から来た」と私たちが伝えると、どうやら腕を更に振るってくださったようで、
どれもこれもが程よく味よく品よく、絶品だった。
ええなぁ。。。。。あまみ。
ターコイズの空、翡翠の海、絡まりあう木の根、
滴るように赤い花。ああ。ええなぁ。
奄美大島で今、大ブレイク中のシンガーソングライター教諭、
はまだゆかり さんのCD
「南風の記憶」「月の道」はこちらから購入可能。
どこまでも澄んだ、透明感のあるうたごえ、
そよぐ風のようなメロディ。
「月の道」を帰りの車で聞きながら、涙が止まりませんでした。
はまだゆかりブログ「魔法使いのホウキ」ゆかりさんからの「風」に吹かれてみてください。
とってもステキな女性です。
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