さわやか5月を迎えましたね~!5月に入ってはじめてのレッスン生は、
昨年の夏ごろからですから、そろそろレッスンも1年目に入ろうかという、T君。
「話すのが苦手」なために、言いたいこと、思っていることが通じず、
悔しい思いや情けない思いがいっぱいあったそう。
そんなことを話してくれながらも
最初のうちは、なんだかもどかしい、危なっかしい話ぶりで、
聴いているほうがハラハラドキドキ。
話すこと に、苦手意識を持っていると、気後れしてしまいます。
話すタイミングを掴めずにいると、黙ったままで終わってしまいます。
なので、周囲はついつい、「○○だって思っているんでしょ?」とか
「こういうことだよね。あなたが言いたいのは。」「これでいいよね」・・・と、助け舟を出す。
すると、「うん。」だけで答えてしまうので、
その場は丸く収まっても なぜ、どう、YES なのか が、伝わらない。
それでも場は上手く収まったようなので、本人もそれ以上話さない
という図式になってしまいます。
さぁ。この繰り返しで、なかなか思うことを口にすることが難しいT君。
就活中です。面接があります。大変です。
最初の頃は電話のアポイントも「?」な感じでしたが、
最近はちょっと違う。レッスンの予約をするためにかけてくれる電話の声も、
明るい、はきはきした様子が伺える。
言いあぐねていた言葉も、すらすら出てくるようになった。
面接の失敗続きで気落ちしているときもあったが、
彼の素敵なところは「くじけない」ところだ。
そして、面接慣れ=話慣れ してきたのである。
一番苦手な、初対面での会話 を数え切れないほど繰り返す中で、
彼はだんだんしっかり話せるようになってきた。
「何を思っているか判らない表情をしなさんなっ」
と最初はずいぶん口うるさく言っていたが、近頃は よく笑うし、よく話してくれる。
きちんと話を聴いて、的確に答えるように言葉を探している。
純真で集中力に優れたこの青年の素質を見抜ける企業があってほしいと
切に願っているセンセイなのでした。
まだコメントはありません。