ほんまの大阪の味って・・・?

東京から知り合いがやって来た。いつも出張でやってくる度 連絡はくれるのだが、
彼も仕事の合間であり、また仕事先での接待の絡みもあって、予定が立ちにくい。
&、わたくしも平日は夜に仕事をしているときが多いので、
ここ3年ほどすれ違いだった。
しかし今年は運よく都合がぴったりあったため、大阪ミナミへ繰り出すことに相成る。

「食」(飲料)系列の仕事師な彼、「大阪でないと無いモンが食べたい」とのたまう。
しかも一晩で「ハシゴしたい」らしい。

大阪に生まれて育ったわたくしだが、こういわれると はた と考え込んでしまう。
「美味しいモン」なら いろいろ考えが浮かぶのだが、
「大阪にしかない」ってなに??と悩んでしまった。粉モンか?他に何か?

奴(彼)は仕事柄、日頃は腹立つくらい「ええもん」ばかりを飲み食いしているはずなのだ。
一流、高級と謳われる場所へも頻繁に訪れている。
結局、彼のリクエストするまま、「大阪B級グルメツアー」になった。
道端でたこ焼きを買い食いし、食券買ってラーメンを食べ、
カウンターだけのちっちゃな専門店でギョーザを食べる。
さすがに「食」のハシゴはここで限界。
ええのか?これで?と心配なわたくしをよそに大満足な彼。

まあ、いつもの自分でないカタチの飲み食いをするのが楽しかったようで。。。
「大阪お膝元」に長年慣れていると、
感性が鈍ってしまって、つい悩んでしまいます。
大阪にあるモノは東京にもあるだろうし・・・と思ってしまいます。

 

彼曰く、
「大阪のホテル、朝のブッフェでたこ焼き出てた。大阪の人は朝から食べてないよね。」
「福井のホテルは、朝から越前蕎麦。福井人は朝から食べないけど。」

なるほど。そーゆーとこで地域色ってなんとなく見えるのね。
久しぶりに、互いの仕事や、諸々をゆっくり話した。
彼は4歳年上だが、彼が35歳のとき、初対面で、「僕は社長になります。」と言っていた。
それからあっという間に上へ上へと昇っていき、東京へ。ほんまに社長になった。

しかし、胡坐をかくこともテングになることもない。
更に上へ行くために「日々勉強する」ことを欠かさない と言う。
し尽くすことはないのだ と言う。

奮い立たせてもらった。

 

仕事しているときの彼は、洗練された立ち居振る舞い、スマート&ユーモア満載の話ぶり、
人を惹きこみまくって、そりゃもうめちゃくちゃカッコええのですが、
オフモードになると、あんたは甘えんぼさんかっとツッコミたくなるほど、
「てろてろふなふなくたくた…」としょーもないこと連発。

多分今回、彼にとって一番大阪らしかったのは
わたくしのマシンガントーク&一人ボケツッコミだったことでしょう。
彼、今や、大阪滞在の3日間でほぼ普通の方の1ヶ月給料分ほど出演料が入るらしい。
すっごぉい!と思うなかれ。稼げるときに稼がねば、無いときゃホントに無いんです。
社長とはいえ、自由業の身、しかもスタッフも抱えていて大変。
でも、先を見ながら今を見る姿勢は崩れていませんでした。
売り込み戦略も斬新かつ周到!そのアイデアに はっ とさせられる。
そんな風にがんばっている知り合いに長年気にかけていただいていることを
とても嬉しく思うのです。

「花本弘子のコトバの玉手箱」が始まる
と連絡したときも、「名前看板かぁ!」と、とても喜んでくれました。ありがとうございます。
ちなみに↑(彼)、お酒のプロフェッショナル。

フリーのソムリエです。時々TVにも出演してます。出世しよったな~ス~さん。

 

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