23日、朝から曇っていたのだが、10:00を回った頃には太陽も顔を出し、暖かくなった。
K市のフェスティバル(サンクスギビングですね)、
もう10年くらいになるだろうか、毎回司会の依頼を頂いている。
男性司会とのダブルMCなのだが、「ウマが合う」というのか、「呼吸が合う」というのか、
K市の意向になんかうまいことはまっているような気がする。
常連のお客さんも増えているようで、
「また来年なぁ~」と終わりがけに何人もステージに向かって手を振ってくださる。
この相方のI氏。10年前に始めて組んだときには えらいおっとろしい感じだった。
愛想のない挨拶、ちろっと送ってくる目線が、やけに挑戦的な感じに思えた。
うまいこといくやろうか・・・心配していた、その矢先。
「段取りあわせましょか」(怖い顔)「あ、はい」(びびり顔)
この合わせ方が的確で無駄が無くすっと入ってくる。
場面ごとの役割分担が五分五分ですっきりくっきり。「楽」なんである。
こわいにーちゃんやと構えていたが、機転と先読みの深さに脱帽した。
後で知ることになるのだが、アドリブの帝王・ビンゴの神様 と言われてはる人やった。
イベント終了後、
素直に「組ませてもらえて良かった、段取り配分から掬い方まで良い勉強になった」
と具体的な部分を交えてお礼を言った。
にーちゃんは「全く同じ言葉を返します」と言うてくれはった。
「10年以上はこの世界でやってはりますよね?わかります。」
これがめちゃめちゃ嬉しかった。
I氏、他でもなにかとダブル司会の機会が多く、
たいていは女性司会者に「おまかせしますぅ」と甘えられ、
一人大変な思いをすることが多かったから、初対面で甘い顔はせぇへんのや
とかおしゃってました。
とぉいうわけでぇっ!その帰りに飲みに行き、すっかりうち解け、
今もなお、年に1回このK市のお祭りで一緒に司会をするのはもちろん、
ことあるゴトにさりげに応援し続けてくれている。
教室の発表会でもずいぶん世話になっている。
職人的一面も持っているI氏だが、下積み経験者はやはり底力がある。
かる~く見えても頭の中はぐるんぐるんに高速回転しているのである。
今日も一年ぶりに「芸」を堪能させてもらった。
仕事仲間が「よい」ことは財産だなぁと最近しみじみ思う。
ありがたいことです。感謝。
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